第95回JOEM案内
日時:1998年5月25日(月)1時00分 〜 5時30分
会場:東工大(大岡山キャンパス) ベンチャービジネスラボラトリー
協賛 日本液晶学会
《プログラム》 見えてきた? 液晶性の本質 座長 電総研 横山 浩
最近,従来の液晶の常識を破る新奇な液晶性物質がつぎつぎに見い出されている.アキラルなバナナ型分子のつくるキラルな液晶状態,水素結合でスイッチされる液晶がその例である.液晶の歴史は,言わば,このような意外性の連続でありそれが液晶の理解を深めるのに大きな貢献をしてきている.最近の展開は,ディスコティック液晶,強誘電性・反強誘電性液晶,2軸性ネマティック液晶などの発見の延長線上に位置付けられるが,液晶とは何かという根源的な疑問に対して,一層深く切り込む手がかりを予感させる.
- 1:00〜1:50 新規な等方性液晶相の発見とその物性 ジャパンエナジー総研 吉沢 篤
- 1:50〜2:40 ジキラル液晶化合物の異常な相転移挙動と不斉認識 相模中研 楠本 哲生
- 3:00〜3:50 バナナ形分子が作る(反)強誘電性スメクティック相 東工大 竹添 秀男
- 3:50〜4:40 ポリペプチドライオトロピック液晶における直接型強誘電相出現とその応用 東工大 B. Park
- 4:40〜5:20 液晶における反強誘電性の発現機構−NMRによるアプローチ− 分子研 宮島 清一
- 5:20〜5:30 補充討論・総括討論